偽りの自分をずっと続けると・・・

ブログを読んでくださっている皆さんこんにちは
「悩みがあれば心理カウンセリングへ」
心理カウンセラーの水野綾子です

ずっと人間の体に向き合ってきた私。
その中で体と心は密接につながっていることを肌で実感してきました。

ジェイミー・ペンネバンカー(James W . Pennevaker)の研究によると、「個人にとって大きな出来事を人に話すことだけで自律神経の低下や免疫機能の改善が見られた」という結果が出ています。

感情の抑制は体に悪い

1985年の「behavioral inhibition and electrodermal avtivity during deception 」(Pennebaker, J.W. & Chew, C .H.)によると
感情や情報を抑制する行為そのものが自律神経活動を上昇させる
としました。

表出しないことでずっと覚醒

1988年の「Disclosure of traumas and psychosomatic processes 」(Pennebaker, J.W. & Susman, J.R.)によると
・重大な個人的体験を抑制している学生は安静時でも自律神経覚醒が高く、心拍・発汗反応が慢性的に高水準
・トラウマそのものより開示されていないことが問題である
としました。

それ以降の研究でも
・抑制することが慢性的なストレスにつながる
・自律神経・免疫・内分泌への影響 
を結論付けています。



大きな出来事(トラウマのような)を開示させず内にとどめておくこと自体が健康を害してしまうこと。それはずっと慢性的に続いている事。

そしてそれを表出(話す、書くなどして)することでそれが改善すること(実際は、表出時は心拍などはいったん上昇するがその後回復する)

やっぱり心と体はつながっているのですね。
それが立証された研究だと思います。

そしてこの研究たちは「トラウマを経験したこと自体より、それを意味づけ・言語化できていないこと」が身体に影響する、と結論づけています。

整理したり、表出させたり、これには意味があるのです。
心の整理は体の整理。
全ては知ることから始まっていくのです。

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水野 綾子
水野 綾子くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー
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