芸能人の病気公表を見て

ブログを読んでくださっている皆さんこんにちは
「悩みがあれば心理カウンセリングへ」心理カウンセラーの水野綾子です

芸能人の山瀬まみさんが「子宮体癌」を公表されました。

この発表を聞いて私はもやもやした気持ちになりました。

私は昔「子宮体癌」でした。まだ「妊孕性」を温存したかった私は子宮を温存するために服薬治療を続けていましたが、結果癌を根治することが出来ず、子宮と卵巣を摘除する結果となりました。

妊孕性(にんようせい)・・・妊娠するための力

この時の様々な感情や、痛み、辛さなど負の感情を思い起こさせるワードの一つが「子宮体癌」です。

私は当時ネットで調べれば様々な情報が出てくる中、その情報で一喜一憂したくない、という想いから一切ネットなどで自分の病気を調べることをしませんでした。

主治医や自分の体験、周りの医療従事者から直接聞いたことだけを信じ・行動する、という信念のもとの行動でした。

手を伸ばせばどんな情報も得られる時代。病気についても様々な情報があふれています。だけどそれが全て自分に当てはまるものではないのです。

元気な時は様々な情報の中、取捨選択したりできますが、そうでないときは不安をあおるものになりかねません。

相手にとって「よかろう」とおもう情報や発言も、張本人にとっては辛い・不必要な情報であることは多々あります。

病気になったことでとっても傷ついていた自分を最大限に防御する方法の一つが「調べない」でした。(けして病気になっても調べないということをお勧めしているわけではありません)

正直にいうと、自分の事を打ち明けることで様々な声掛けをされることがありました。それはとてもありがたいことではあるのですが、同時に自分が病気である、と再認識されることでもあったのです。

向き合いたいけど向き合いたくない。そのような心境でした。

様々なことを乗り越えた今ですら、「もやもや」とする自分がいます。よほど辛い記憶だったのだと思うと同時に嫌な記憶があった自分を振り返る機会でもあります。

今回のような時も私はあえてその先の情報を見ないようにしています。それは山瀬さんにかけられた声が、まるで自分にかけられた声のように感じることがあるからです。

私はずっと一生このトラウマからは離れることができないでしょう。だけど、だからこそ思い出せるし、同じような心境の方に寄り添えるのだと思っています。

私なりのトラウマとの向き合いかたであるし、トラウマを消し去ることがすべてとは限らないとも思っています。

人は色々な想いを抱えながら生きています。だけどそれをやっぱり吐き出すときは必要です。そんな場所の一つでとしてカウンセリングがある、だからこそカウンセラーになったのだ、と改めて思った出来事でした。

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投稿者プロフィール

水野 綾子
水野 綾子くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー
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