生きること死ぬこと～死から学んだこと～
水野 綾子
ブログを読んでくださっている皆さんこんにちは
「悩みがあれば心理カウンセリングへ」
心理カウンセラーの水野綾子です
私は今まで、「生きるため」の医療界での経験と「死んだ」後の葬祭業での経験があります。
看護師になるために、生きること、生きるためには、を沢山考えてきましたが、「死」を考える機会はあまりありませんでした。
葬儀屋での日々
そんな私が葬儀屋に勤めだしたころは、漠然と「死」は怖いというイメージがありました。暗い中で作業するときに「もしお化けが出たらどうしよう」という気持ちもあったし、単純に「故人」と触れることは怖いという気持ちがありました。
私はたくさんのお葬式に携わりましたが、お葬式では故人の生きざまを見ることが出来ました。
葬式の規模やお金の使い方、人の配置やしきたりなどは外見的としてあるのですが、その人にどのくらいの人が心から故人を想っているのか。そこに私はその人の生きざまを見たのです。
どんなに大きくても小さくても、参列者が家族数人であっても、その人がいかに想われていたのか。そこに故人の生きた意味を見ることが出来ました。
若くして亡くなる方、自らの命を自らの手で終わらせてしまった方、このようなお葬式はおしぼりを配りながら涙をこらえきれなくなったかったほど苦しい気持ちになりました。
逆に大往生した方のお葬式はとっても温かい空気に包まれ、参列者が故人の思い出に浸っている、そんな雰囲気でした。
私が自分のお葬式の時は、たった一人でも私を想って泣いてくれる、そんな人がいる人生がいいなぁとこの時に思いました。
やっぱり人は人で支えられ、励みに生きていけるんですよね。
人は人で苦しめられるけれど人で持ち上がることもできるのです。
たくさんの故人から学ばせてもらった「生」と「死」。この経験は私の生きる道の土台を作っています。
投稿者プロフィール
- くれたけ心理相談室（名古屋本部）心理カウンセラー
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