人のふり見て我がふりなおせ

ブログを読んでくださっている皆さんこんにちは
「悩みがあれば心理カウンセリングへ」心理カウンセラーの水野綾子です🤗

日本にはいろんな諺がありますよね。
昔の人はうまく考えたなぁと思う諺がたくさんありませんか?

人のふり見て我がふりなおせ

これ、私が幼いころ、よく母に言われた言葉です。
その頃はただ、「悪いことをしちゃだめだ」「怒られるようなことしちゃだめだ」と思ったことを覚えています。

他人の行動を見て良い部分は見習い、悪い部分は改めよ

これが本来の意味だそうです。
この「良い」「悪い」っていう判断基準は注意が必要なのかもしれません。

何かのタイミングで、「あれ?」と他人の行動や言動を思った時、その感覚は、自分のセンサーに何かが引っ掛かったということですよね。

その「あれ?」は「自分は大切にしていることなのになんでこの人は大切にしていないの?」かもしれないし「自分は絶対やらないのに、この人はなんでやっているの?」かもしれませんよね。

何かを感じるということは、自分が大切にしている、感情・想いなのかもしれません。

もしそうなら、「あぁ、やっぱり自分の想いを大切にしてよかった」と思うかもしれないし、「あれ、こうやっても意外に大丈夫なんじゃないか、やってみようかな」と思うかもしれない。

私には「人のふり見て我がふりなおせ」は人に何かを感じた時、自分の行動や想い・考えを振り返る機会にしろ、ということに聞こえるのです。

他人は自分の鏡、と言われることがあるように、他人を見て自分を見る、そんなところがあるのかもしれません。

ちなみに、この諺、韓国にもあるのか調べてみました。

똥 묻은 개가 겨 묻은 개 나무란다 
直訳;糞にまみれた犬が灰にまみれた犬を叱る

これは目くそ鼻くそ、自分も他人と同じ欠点や問題を抱えているにもかかわらず、他人の欠点を批判することの矛盾を風刺的に表した諺です。
自己認識が欠如しており、他人の短所や過ちを指摘する前に自身を振り返るべきことを示唆しています。

おもしろいですよね。

でもどちらにも言えるのは他人の方にスポットが当たっていること。
他人を通してしっかり自分をみよう。そう考えさせられる諺でした。

投稿者プロフィール

水野 綾子
水野 綾子くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー
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