フィンクの危機モデルとカウンセリングの関係

ブログを読んでくださっている皆さんこんにちは
「悩みがあれば心理カウンセリングへ」心理カウンセラーの水野綾子です🤗

昨日のブログで「カウンセリングの受ける時期」について書きましたが、少し心理学的にお話ししようと思います。


昔、フィンクという人が唱えた人間の「危機」に対する克服プロセスというものがあります(下のインスタに詳しく載っています)▼▼▼

このモデルは看護師の試験にもよく出るのですが(笑)(なぜかというと、病気で障害を負った患者の需要過程として提唱され始めたからです。)

何か大きな「衝撃」を受けたとき、この危機プロセスをたどります。

昔、大規模天災の際、心理的ケアのために派遣された心理士チームは、「カウンセリング」でケアすることを試みました。

しかし、多くの方が家族を亡くしたり、自ら傷ついたり状況を、まだ呑み込めていない状況で「カウンセリング」は時期尚早だったのです。

結果、多くの方の拒否を経験されたそうです。

この時期の被災者の状態は、フィンクの危機モデルで言う、「①衝撃」の段階ですね。
この「衝撃」の段階においてはまだ自身の中で消化できていない状況です。

この衝撃の段階で「話したい」人もいるかもしれませんが、初期の段階ではどちらかというと、自分に対応することで精一杯な状態ではないでしょうか

「カウンセリング」で自身を見つめなおす時期はそのあとの方が多いかもしれません。

そしてこの時心理士チームは何をしたか。「被災者の方々の環境を整える事」を最優先事項にしたのです。

中でも被災地のトイレ掃除を毎日行ったそうです。それがその時の「需要」だったのですね。

心理カウンセリングとはクライアント様に寄り添い、一番必要なことを提供することでもあると思っています。

だからカウンセリングを受けるタイミングはクライアント様自身が「受けよう!」と思うタイミング

そしてカウンセリングの内容はその時クライアント様が必要な事を最優先に行います。

今ではない場合も、焦らなくても大丈夫ですよ。
いつでもお待ちしております。

昨日の私の出来た事チャレンジ

状況を理解して対応することが出来た!偉い、私!

私もあなたもすばらしい!今日はどんな一日でしたか?また明日、出来た事報告しあいましょう🫡

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投稿者プロフィール

水野 綾子
水野 綾子くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー
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