１秒の出来事だけど私にとっては大きな１秒

昨日電車に乗っていた時、隣の人が寝ていました。

とっても疲れているのか、こっくらこっくらと大きく体を動かしながら、何とか座った姿勢を取り戻そうと葛藤されていたんですね。（私にも経験が良くあります笑）

「あーお疲れなんだろうな」と思っていた矢先。

その方目的駅に着いたのか、慌てて立ち上がり出口のドアの方へ速足で行かれたんです。その時お尻のポケットから携帯電話が座席に「ポトン」と落ちたんです。

それを見つけた私。１秒の間に頭の中で色々な思いが駆け巡りました。

「おー携帯が落ちた！」
「この人気づくかな」
「いや気づいてない！教えてあげなきゃ」
「少し変な人に思われるかな、声かけるの勇気いるな」
「いや、でも早く声かけないと行っちゃう！」
「これ声かけなければ絶対後悔する！」
「この人も携帯なかったらまた取りに行ったりしなきゃいけないじゃん」

この間約１秒。人って１秒でこんなに思いをかけめぐらすことが出来るのですね。

無事声をかけ、「ありがとうございました」と言われた私は、ほっと安心、少し恥ずかしく、でもちょっと誇らしく。

誰に褒められたりしたわけでもなくても、やっぱりいいことしたって気持ちいい。（他の人にとっては普通のことなのかも）

他人にとっては１秒の、ほんの何でもない瞬間でも自分にとっては大きな出来事。

だけど大事にしたい、そんな瞬間のお話でした♪

投稿者プロフィール

水野 綾子くれたけ心理相談室（名古屋本部）心理カウンセラー

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