ある精神科医の話

ブログを読んでくださっている皆さんこんにちは
「悩みがあれば心理カウンセリングへ」心理カウンセラーの水野綾子です
今日は私の心に残っている話を書こうと思います(以前偶然見かけたお話しです)
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うつ病を患ったAさん。家族の理解がなかなか得られずそのことを主治医のB先生に話します。B先生は今度家族を一緒に連れてくるようにAさんへ伝えます。
Aさんは言われた通り次の通院で自身の母を連れていきます。
母「先生、うちの子はどれくらいで回復するのでしょうか」
B先生「あまり数字で言いたくありません。いろんな方がいますので。」
母「大体おおよそでいいんです。それとも先生はそう言うこともしらないのですか。」
B先生「人によるのは先ほど言ったとおりですが、半年で社会復帰できる人もいれば、数年、数十年の方もいます」
母「では数か月たてば治る見込みもあるかもしれないということですね。」
B先生「お母さん、私はあくまで一般的な話をしただけです。あと数か月すれば治るとは一言も言っていません。だから数字を出すことは控えたかったんです。そのお母さんの希望がAさんを苦しめることになるんです。」
このお話を聞いてどう思いましたか?
希望を持つことはやる気にも生きる希望にもつながります。だけど心が雨の中にいる時は、それがどうしようもなくつらく、苦しいものにもなるんですよね。
人はどうしてもその言葉だけをとらえるのではなくそこに自分の希望や推測などをのせて解釈しがちです。

カウンセラーという仕事をしているからこそ、できる限り純粋にその言葉だけをとらえていきたいと思うきっかけのお話しでした。
私の好きシリーズ
私は言葉がすき!(言葉を大事にしています)
また好きなことが一つ増えました!今日はどんな一日でしたか?また明日、好きな事報告しあいましょう
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー
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